断絶タンブラー

ずっと睡魔のターン。

Mon Jan 28

削除については、大方の支持を得ているようですが、窮屈に感じた少数の人たちが離れないかと心配です。そういうコミュニティは当面快適でも、「このごろなんだかつまんないなあ。もう飽きたかなあ」になるんじゃないかと。
 ピアプロでも「これは萌えないけどビザーレだな。こういうミクもありか」と思っていた絵が削除されています。「削除反対」の絵を載せていた人が他会員の「ご注進」を受けて自主削除してしまったり。
 有能な人がこうやって「空気」を読んで自粛してしまうのがいちばんよくない。ボカロ文化を盛り上げたいなら、クリプトンも作者も多様性尊重と積極的放任を第一に心がけるべきでしょう。特にクリプトンは規約で免責条項に守られてるんだから、積極的に削除する必要などないはずです。

 (さらに語ってしまうと) 声優さんへの気配りを、という声もありますが、これも規約上はともあれ、実際上は不要とみています。
 以前、別の声優さんに聞いたところでは、初音ミクが一人歩きしても元の声優は気にしないだろうし、むしろ喜ぶんじゃないか、と言ってました。
 声優にとっていちばんきつい仕事はカーナビの音声ガイダンスだそうで、9万ワードを吹き込むのに半年拘束されるそうな。アニメなら1クールで週一×3か月程度。初音ミクは二日。
 私の想像ですが、「ミクは私の分身です」みたいなリップサービスを真に受けるのはどうなのかと。初音ミクが猥歌を歌って、それを声優さんが嫌がるというのは幻想がすぎるというか、プロの仕事をなめてるんじゃないかなあ。無垢な少女像は心の片隅に以下略。

 私に関しては、ロケガのアフレコ現場で、それまで談笑していた声優さんたちが一瞬で役に入るのを見て「収録前にトイレにこもって役作りする」なんて幻想は吹っ飛びました。
 TBS騒動のとき、クリプトンの担当者が声優さんのことを猛烈に気遣っていましたが、この人もちょっと幻想が入っているような気がします。
 こうやって皆さん、実体のない何かを恐れて自分を縛ってしまうのは、まさしく「初音ミーム」の仕業といえそうです。ミク像はユーザーごとに違うのに、どこか上のほうに「ミク様の御本尊」があって、その視線に逆らえない。私だってお馬鹿な実験にミクを使っているとき、ふとパッケージが目にはいると「こっち見んな」って思いますし(^^)。
 キャラクターの扱いには心しないといけない、著者でさえ自由にはできない、ということを前にも述べました。初音ミクはVOCALOID2エンジンによって、これまでにない強力な活性を備えたキャラクターなので、社会のほうがついてこれてない感がある。まだまだ波乱は続くと思います。

野尻ボード